日本は、森林資源が豊富であるにも関わらず、
国内で利用される木材のうち、7割以上が輸入材です。
戦後の拡大造林で、植林した木々が成長し、
収穫期を迎えています。
間伐材の多くが再利用されることなく
放置されているのが現状です。
この放置される間伐材を、燃料として利用出来ます。
計画的に植林された樹木、その過程で発生するのが、間伐や製材時に発生するおが屑・廃材です。
森林は定期的に伐採し、適切に管理すれば次世代に引き継がれる持続可能な資源です。
それは未来の大きな財産となります。
『火』は神様からの贈り物
人は遥か昔50万年以上も前から火を起こしてきました。
火によって文明は発達し、今日の私たちが存在するのです。
『薪』は自然からの恵み
寒い冬も 家ごと陽だまりの様な暖かさで包んでくれる。
これさえあれば厳しい冬も怖くない・・・・
そんな気にさせてくれるのが薪ストーブです。
煙突のある暖炉の部屋は誰しもが憧れますが
強固な家屋でないと設置は無理ではないかと思われませんか・・・
そこで気軽に楽しめるのがペレットストーブです
燃料は木質ペレット 「間伐材」「おが屑」「樹皮」等を粉砕し
圧縮整形した地球にやさしい バイオマス燃料です。
点火から消火まで自動 スペースも約1㎡で設置可能。
ペレットストーブは自然環境・人体にもほとんど無害な燃料の
新エネルギーの熱源としても注目されています。
環境意識の高まりから天然の燃料を使用するペレットストーブの
需要が少しずつ増えています。
ヨーロッパや北米では すでに広く活用されています。
決して大げさなことではありません。
この地球上にもし木がなかったら・・・!
山の崩壊、生物の生命の危機、資源の減少等々、何一つ良い事はありません。
太古から 数知れぬ木の恩恵に預かり生きてきた私たちは、木に馴染み、木に守られ、
木と共に成長してきました。
時代とともに 目先の便利さを追い求め、木の存在は忘れられつつあります。
世界中で大規模な森林破壊が進んでいます。
地球は苦しげに喘いでいます。
今日生まれた子供の為に木を植えてもその子供が使えることはありません。
孫の代になってやっとその木は使えます。
途方もない長い年月をかけて育って行く大切な森や山。
未来を担う子供たちに豊かな自然を残す為に、
今私たちが出来る事を真剣に考えて行かねばならない時です。
大分市中戸次在住の那賀さんは都会にあこがれ、
学校卒業後は県外で仕事を持ったが、
結婚を機に自分が育った山に木の家を建てた。
何よりも自慢は薪ストーブ!
休日には誰彼となく ストーブを目当てに
家族連れで遊びにやって来る・・・
ストーブのまわりでは自然と話も弾む。
薪の炎には 人の心を和ませる力がある。
身体を暖めるだけでなく、
吹きぬけの室内隅々までぬくもりが行き届く。
子供達はのびのびと遊びまわる。
食事は大鍋に持ち寄った材料を仕込む。
食事の時も薪ストーブが中心だ。
休日の薪割り・・・
子供の小さな手で薪は抱えられて運び込まれる。
こんなささやかな触れ合いが、
子供の心を育むのにどれだけいいか・・・
彼は良く知っている
木は太陽の力で作られた自然の燃料です
薪を燃やすという事は、太陽のエネルギーを燃やす事です
薪から出た二酸化炭素は、木が成長する時に吸収したもので、
大気にある二酸化炭素の量に影響を与えることはありません。
温暖化の原因の石油やガス等の化石燃料が排出する二酸化炭素は、
一方的に大気に出て行きます。
薪は地球を暖めることなく、私たちを温めてくれるのです。
暖を取るためにせっせと
地球にも身体にもよくない燃料をこれからも買い続けるのか。
地元の里山から木を収穫するか・・・
その人の生き方にも影響を与えます